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女性の性感染症については、男性にはない体の構造的特長から腹腔まで感染が広がる可能性があること、母子感染といった問題を考えなくてはなりません。特に女性のクラミジア感染症は初期には症状があまりなく、放置すると子宮付属器炎、腹膜炎を起こし、さらに出産時には子供の肺炎や、結膜炎の原因にもなります。また、症状が軽いために病気をたくさんの人に広めてしまう場合もあります。少しでもおかしいと感じた場合にはできるだけ早く、診察を受けましょう。同じ薬を飲んで素人治療をするのは大変危険です。感染を繰り返さないためには、パートナーも同時に治療を受けることやコンドームの使用が大切です。
■特に気をつけたい症状
[クラミジア感染症]
初期には無症状であるために気づかずに放置されていることが多い感染症です。クラミジア単独の子宮頚管炎では水っぽい白色のおりものや、不正出血を認められます。他の細菌との混合感染では、膿性のおりものとなることもあります。さらに卵管炎や骨盤腹膜炎に進展すると下腹部痛や性交痛を感じるようになり、不妊症や流産の原因になることもあります。
[尖圭コンジローマ]
ヒトパピローマウイルスの性的接触により発生する外陰部、膣、肛門周囲の「いぼ」です。典型例では先のとがったカリフラワーのようないぼが1個もしくは多数できます。
[淋病]
淋菌の感染によって子宮頚管炎を起こし、典型的なケースでは膿性のおりものが出てきます。クラミジアよりおりものが多く炎症も強いといわれていますが、自覚症状の全くない人もいます。そしてクラミジアと同じように子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎、尿道炎や咽頭炎などを引き起こします。
他の症状について
定期的に検査を受けることをお勧めします。特にセックスの機会が多い人は必ず検査を受けるようにしましょう。
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